平成二十四年九月場所
天緑断髪式に引き続き、阿武松部屋打ち上げパーティーに移った。
まず来賓挨拶では、鈴木千葉後援会長が、全体的に厳しい成績で残念であったが、その中で幕下の藤本が六勝一敗と気を吐き、来場所には必ずや十両昇進を決めると思うので、皆様にはまた支度の方を宜しくお願いしたいと述べた。次に宮本習志野市長は、自分が阿武松部屋に関わって以来の不振といって良いと思うが、これは全体的に力士の地位が上がったせいでもあり、是非ケガをしないよう注意して頑張ってほしいと述べられた。次に阿武松部屋名誉顧問の荒木氏は、本日の雨模様と成績不振でお客様のご来場を心配したが、沢山の方が駆けつけてくださったことに感謝したいとし、このファンの皆様の気持ちを大切にし、来場所では全員勝ち越しを目指し頑張ってほしいと述べられた。最後に大野日本相撲連盟専務理事は、親方の指導をよく聞いて、来場所にはまた複数の関取が誕生することを期待すると述べられた。
続いて来賓紹介、そして千葉後援会から親方・おかみさん・全力士・床雄にご祝儀が贈呈された。
続いて親方が挨拶に立ち、まず今場所新十両になった慶天海・丹蔵のために、後援会の皆様が立派に支度を調えていただいたことに感謝し、慶天海は残念ながら二日目に大けがをし、完全復帰には約一年ほどかかると思われるが、まだ若く必ず復帰し再び化粧まわしが着けられるよう、指導していきたいと述べた。また今場所優勝した日馬富士の相撲を振り返り、わが部屋の関取達には、ここ一番の強さが決定的に足りず、今後この点をしっかりと指導していきたいと述べ、今後のさらなるご支援をお願いし、挨拶とした。
ここで宮本習志野市議会議員の御発声により乾杯、会食に移った。今場所は全体的にやや不本意な成績であったが、あちこちで力士を激励するファンの姿が見られた。宴もたけなわというところで、まずモントレックスの清水社長より女性用高級腕時計の提供があり、女性限定で大道関とのジャンケンゲームが行われ、幸運な女性ファンがこれを射止めた。
次にお馴染みビンゴゲームが大瑠璃の司会で行われ、多くの景品が振る舞われた。ことに上位二名限定で、旭栄食品株式会社社長、専修大学相撲部監督の蒲田氏より冷凍食品セット目録が提供され、当たった方々に大いに喜ばれた。
ここで整髪のために退座していた元天緑、古賀貴大氏が背広姿で再登場し、ファンの方々から花束を贈呈されたあと挨拶に立った。古賀氏は好きな鉄道列車のように、新たな介護の仕事の道を力強くしっかりと前進していきたいと、力強く述べた。
大いに盛り上がった打ち上げパーティーもいよいよお開き。千葉後援会役員の熊倉一夫氏の御発声により、一本締めをもって終了した。