九月場所千秋楽打ち上げパーティーが開催される
去る九月二十五日、阿武松部屋の九月場所千秋楽打ち上げパーティーが、阿武松部屋にほど近いメイプルイン幕張で開催された。午後六時半大和富士の司会により開式が宣言され、まず開催担当の千葉後援会の鈴木会長が開式のご挨拶に立ち、今場所の各力士の健闘を称え、特に序ノ口優勝した若山の頑張りを賞讃した。
ついで阿武松部屋名誉顧問である荒木前市長の後を継いで習志野市長となり、阿武松部屋名誉顧問にもなられた宮本市長が挨拶に立ち、荒木前市長の意志を継いで、市政にも阿武松部屋に対する応援も、全力で臨みたいとし、各力士の一層の奮闘を促した。次に衆議院議員富田茂之氏は、阿武松部屋もやっと元の活気が見られるようになったが、これからもしっかりと部屋を応援していきたいと力強く激励された。
引き続き来賓の方々が紹介され、千葉後援会鈴木会長より親方・おかみさんはじめ各力士にご祝儀が贈呈された。また序ノ口優勝の若山には、千葉後援会・九州後援会・名古屋後援会から特別ご祝儀が贈られた。
ここで阿武松親方が挨拶に立ち、親方はまず、厳しい社会状況の中、また相撲界に不祥事が続いた中で、変わらず支援をして下さっている皆様に心からの謝意を表し、九月場所における日本人力士の活躍、中でもたゆまぬ努力で三役の壁をやっと破ることが出来た、錣山部屋の豊真将の活躍を称え、若荒雄・大道・益荒海の関取陣に対し、今後上を目指すためには、相撲に対する姿勢を根本から見つめ直さなければならないと、厳しく奮起を促した。また幕下上位力士が力を付けているので、気魄を持って関取の座を目指し精進するよう指導したいと述べた。
引き続き千葉県県議会議員村上氏の御発声で乾杯し、会食に入った。今場所は全力士十九名中勝ち越しが十名、負け越しが七名、二名が休場で、比較的好成績であったこともあり、会場のあちこちで力士の健闘を称えながら歓談する姿が見られた。
宴もたけなわというところでビンゴゲームが、斎藤の明るい司会で行われ、用意された景品は次々とさばかれていった。
盛り上がったパーティーもいよいよお開きの時間となり、千葉後援会副会長の熊倉氏の発声により一本締めをもって、九月場所千秋楽打ち上げパーティーはお開きとなった。